資産形成の話⑥ 〜投資を義務教育にすべきだと思った話〜

—— お金の知識がないまま大人になることは、本当に「普通」なのでしょうか。

私がそう感じたのは、投資を始めてしばらく経った頃でした。 銀行預金こそ正義だと思い込み、 「投資=ギャンブル」という誤解を抱えたまま社会人になった自分に気づいたとき、 胸の奥に小さな違和感が残りました。

「どうしてこんな大事なことを、学校で教わらなかったんだろう」

現に、今の職場でも私より仕事ができる人なのに、 投資はギャンブルだという認識を持っている人がいます。

その疑問が、この記事を書くきっかけになりました。

■ 投資を知らないまま大人になるということ

私は数年前まで、投資の知識がほとんどありませんでした。

父親が銀行員だったこともあり、 銀行預金こそ安全で正しいという価値観に染まっていたと思います。

投資について調べることもなく、 ただなんとなく「怖いからやめておこう」と避け続けていました。

でも実際に学んでみると、 それは“投資が危険だから”ではなく、 ただの知識不足だった と気づきました。

複利の仕組みも知らず、 インデックス投資の意味も知らず、 税金のことも曖昧なまま。

この状態で社会に出ることが、 果たして本当に「普通」なのかと考えるようになりました。

■ 日本の教育は「お金の話」を避けすぎている

学校では三角関数を習います。 歴史の年号も覚えます。 英語の文法も学びます。

でも、

  • 税金の仕組みはほとんど教わらない
  • 複利の力も知らない
  • 投資の基本も触れない
  • 生活費の把握方法も学ばない

社会に出てから必要になる知識ほど、 学校では触れられないままです。

その結果、 多くの人が「投資=ギャンブル」という誤解を抱えたまま大人になってしまう。

私もその一人でした。

■ 投資を学ぶと、人生の見え方が静かに変わる

投資を始めてから、私はお金と向き合うようになりました。

  • 毎月どれくらい使っているのか
  • どれだけ投資に回せるのか
  • 銀行預金からどれくらい移すべきか

こういったことを自分で計算し、 生活の流れを理解するようになりました。

その結果、資産形成が習慣になり、 アッパーマス層の入口に到達しました。

でも、それ以上に大きかったのは、 お金と向き合う姿勢が変わったこと。

これは、義務教育で学んでいれば、 もっと早く気づけたことだったのかもしれません。

投資は「いかに早く市場に資金をさらすか」が重要だと言われています。 つまり、早く始めれば始めるほど有利です。

もし小学生の頃から、 お小遣いの100円を投資に回すことを“義務”としていたなら—— お金への興味も、投資の有用性も、もっと早い段階で自然と身についていたはずです。

もちろん、 義務教育の場でお金を扱うことには さまざまな課題や議論があることは理解しています。

それでも、 「毎週100円を投資に回す」という小さな行動が 子どもにとっては “お金と向き合う最初のきっかけ” になり得る。

そしてその経験が、 大人になったときの価値観や選択肢を 静かに、しかし確実に変えていたのではないか—— 私はそう思っています。

■ 義務教育で教えるべき“最低限の内容”

難しいことを教える必要はないと思います。

ただ、次のような基礎だけでも知っていれば、 人生の選択肢は大きく変わるはずです。

  • 複利の仕組み
  • インデックス投資の考え方
  • 税金の基礎
  • NISAという制度の存在
  • 銀行預金のメリットと限界
  • 生活費を把握する習慣
  • お金の流れを理解することの大切さ

これらは、 「知っているかどうか」で人生の方向性が変わる知識 です。

ただし、これを実現するには、 教える側の教員が「お金の話は慎むべき」という価値観を手放す必要がある—— そんな現実的な課題も感じています。

■ 投資の“紙屑化の恐怖”について

投資を始めたばかりの頃、 私は「投資対象が紙切れになるのでは…」という恐怖を抱えていました。

ただ、これは個別株の話であって、 オルカンのような投資信託ではほぼ起こりえません。

投資信託は、

  • 数千の企業に分散
  • 国や地域も分散
  • 運用会社が破綻しても資産は分別管理

という仕組みになっているため、 “紙屑になる”という状況はほぼ想定されません。

もちろん、可能性がゼロとは言いません。

もし第三次世界大戦が起きて、 世界が 北斗の拳 のような状態になれば、 オルカンが紙屑になる可能性もあるでしょう。

ただ、その状況になってしまったのであれば、 日本円も同じように紙屑になっているはずですし、 そもそも私やこれを読んでいる方が生存できているかどうかすら分かりません。

そんな極端な世界線まで考慮して投資を避ける必要があるでしょうか。

私はそう考えたとき、 “紙屑化の恐怖”はほとんど気にしなくていいのだと 自然に納得できました。

■ 最後に

—— お金の知識があるだけで、人生の選択肢は静かに増えていく。

私はそれを、投資を始めてからようやく実感しました。

だからこそ、 義務教育の段階で“お金と向き合うきっかけ”があれば、 救われる人はもっと多いのではないかと思っています。

あなたの生活にも、 静かな変化が訪れるかもしれません。8/9資産形成の話⓪〜資産形成の話①へ続く、静かな気づきの序章〜

コメント

タイトルとURLをコピーしました